hideboxのブログ

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Panasonic DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

●DIGA DMR-BWT510 リモコン(N2QAYB000686)を分解して修理した

 

パナソニックのブルーレイレコーダー、DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理した。

DMR-BWT510本体の製品サイトはこちら。取扱説明書のダウンロード等も。

HDD搭載ハイビジョンブルーレイディスクレコーダー DMR-BWT510 商品概要 | ブルーレイディスク/DVD | Panasonic

 

 

 

●DIGA DMR-BWT510 付属リモコンが不調→修理の前にスペア購入

長く使っていたのでリモコンのボタンが効きにくくなってきた。「地上波」「BS」ボタンがなかなか反応しないという症状。よく使うボタンなのでかなり支障がある。

 

ネット検索してみると分解して修理している人もいるけど、壊したときのリスクを考えるとまずはスペアを買っておいたほうがいいのでは、ということで購入。純正リモコンは製造終了だったので、ボタン配置がそっくりの代替品を買った。

スペア購入当時の記事はこちら。

 

hidebox.hatenablog.com

 

 

 

●元のリモコン「N2QAYB000686」を修理することにした

代替リモコンも手に入ったので、元のリモコンの分解修理に挑戦してみた。

リモコンの裏に刻印してあった型番は「N2QAYB000686」。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686) f:id:hidebox:20191120204655p:plain

 

 

 

●リモコンを分解する

リモコンの分解を開始。

電池蓋を外し、ビス6本を外す。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

プラスチックのヘラを使って本体を分解。リモコン側面の溝にヘラを差し込んでこじ開ける。

マイナスドライバーを使っても開くけど、こじ開けた部分が傷んでガタガタになったりするので、私は柔らかい材質で幅の広いプラスチックのヘラを使っている。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686) DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

リモコンが上下に分割できた。

さらに下側から基板を外し、上側からゴムのボタン部品を外した。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686) DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

 

●基板・ゴムボタンが汚れていた→洗浄する

外した基板とゴムボタンを見てみた。

反応の悪い「地上波」「BS」ボタンの部分が汚れてベトベトになっていた。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686) DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

この汚れが原因の一つだろうということで、洗ってみることにした。

アルコールやシンナーなどの溶剤系は樹脂や基板を傷めるおそれがあるので、中性洗剤で水洗いすることにした。

 

 

まずゴムボタンから洗浄。中性洗剤(食器用洗剤)を使って、使い古しの歯ブラシで優しくこすってみた。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

次に基板の洗浄。同じように中性洗剤と歯ブラシで洗ってみた。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

洗う前に基板を観察、水が入り込んで取れなくなるようなパーツは無さそうなので水洗いすることにした。

そして水洗いの時も、なるべく電子部品に水がかからないように基板だけを洗うようにしてみた。

結果的には問題なかったけど、後で考えると銀色の丸い部品はマイクロスイッチで、水がかかるとちょっと心配な感じ。

万全を期すなら、「中性洗剤を含ませた布で優しく拭く」「真水を含ませた布で仕上げ拭きする」などがいいかもしれない。

 

洗い終わったら、ペーパータオルで水滴を拭き取って、さらに入り組んだ部分に残った水分が乾燥するまで半日ほど乾かした。

ベトベトの汚れはすっきりと落ちて、他の部分と変わらないサラサラな感じになった。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

 

●洗浄後の導通テスト→仮組みで動作確認

ボタン部分の汚れが落ちたので、導通が復活しているかテスターで確認してみた。

この手のリモコン機器は、ゴムボタンの一部に導電性のあるものを塗って、それを基板の回路に接触させることでオン・オフしている。

ゴムボタンを洗ったことで導電性が復活しているかだけど、効きの悪い「地上波」「BS」ボタン部分の導通は、ほかのボタンと比べて悪いままだった。

よく見ると、導通の悪い部分は他の部分とは表面の色も違っているように見える。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686) DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

これは洗っただけではダメだったか?と一応動作確認してみた。

完全に組み立てずに、基板の上にゴムボタンを乗せただけの状態で使ってみたところ、導通の悪いボタンも他のボタンと同じようにちゃんと反応した

どうやら多少導通が悪くても、機器を動かすことができる程度の電流は流れている模様。

 

DIGA DMR-BWT510 のリモコンを分解修理(N2QAYB000686)

 

 

 

●組み立て、修理成功

動作確認できたので、元通りに組み立てて修理完了。

しばらく使っているけど問題なく動作している。

結局、ボタン・基板を洗っただけでうまく動いてしまった。

 

この手のリモコン機器の修理方法として、Web検索してよく見かけたのは、

接触の悪いボタンの導電部分にアルミホイルなどの導電性のあるものを貼る

ことで、私も洗浄だけで回復しないときはこれをやってみようと思っていた。

 

今回はしなかったけど、もしも今後やってみる場合には、

・両面テープには経年変化の少なそうな(粘着剤がべたついたりしない)ものを選ぶ

・もしも粘着剤つきのアルミテープを使うときは、表面に電気を通さないコーティングがされていないかテスターで確認する

などの点に注意しながら作業してみようと思う。