hideboxのブログ

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日立クリーナー CV-PC30とCV-PD30の違いを比較する(紙パック式掃除機 かるパック)

私は日立の紙パック式掃除機、かるパック CV-PC30を購入、かなり満足して使っている。
買ったときのレビューはこちら。
hidebox.hatenablog.com


実はそのとき、すでに後継機種「CV-PD30」が発売されていて、私は価格差と性能差を比較して、型落ちを承知でCV-PC30を買っている(この記事を書いている時点で、Amazonではまだ両機種とも並行販売)。


ただ、それから日数が経てば後継機種のCV-PD30も値段が下がってくるだろうし、CV-PC30との価格差が縮まってくれば、どちらを選ぶか迷う人も増えてくるんじゃないかと思っている。


そのCV-PC30とCV-PD30の違いについてだけど、かなり分かりにくい。
「性能が○倍になりました(前型比)」といった売り文句はカタログやWebサイトには見当たらない。
というわけで、CV-PC30とCV-PD30のどこが違うのか、改めて書いてみることにする。
これからこの掃除機を買う人の参考になれば幸い。


●かるパック CV-PC30とCV-PD30の違い

まず本体の外観
ほとんど同じデザイン処理で、シャンパン系(N)とレッド系(R)というカラー設定も同じ。
なお、シャンパン系の色名は、CV-PC30が「シャンパン」、CV-PD30が「シャンパンゴールド」となっていて、Webサイトの写真では若干PD30のほうが濃い色にも見える。
あとは上ふたを開けるハンドル部分と車輪の色が変わったけど、ほぼ同じデザインが継承されている感じ。
・CV-PC30

・CV-PD30


次に本体の性能を比べてみる。
・この掃除機の魅力である吸込仕事率は680Wで全く同じ。
・本体寸法(長さ・幅・高さ)はミリ単位で全く同じ。
・重さ(本体質量・標準質量)は全く同じ。
・運転音は66dB→65dBとわずかに下がった。
・フィルターの種類・数は同じ。チリ捕集率約99%という数値も、分散上方排気方式も同じ。
本体の性能は「ほぼ変わっていない」と見てよさそう。


次はグリップ・パイプ部分
デザイン・機能上の違いは見つからなかった。
後継機CV-PD30のWebサイトには、「カーボンライト」を採用して軽量化したとあるけど、実は記述のない前機種のCV-PC30のパイプにもカーボン繊維は使われている(説明書に書いてある)。重量にも差がないので、どちらもカーボンライト使用ということで間違いなさそう。
この部分に差はないのではと思う。


次にヘッド部分。ここにはいくつか違いが見つかった。
まず外観。ヘッド先端の「きわぴた構造」が、CV-PC30の「きわぴたスイングシャッター」方式から、CV-PD30のスリットが多数空いた形状に変わっている。CV-PD30のほうは、原理的に壁際にぴったりヘッドをくっつけても空気がヘッドのスリットから流れるので壁際のゴミは吸い込みそうだけど、私が実際に旧型のCV-PC30を使った感じでは、これでも充分吸い込んでいるし、致命的な弱点というほどではなさそう。
紙パック式は吸引力が強いので前後左右のゴミを吸う構造のヘッドが作れる。サイクロンのように弱い吸引力をヘッド底面に集中させた結果、壁際のゴミを吸う力が弱くなる、といった弱点は少ない。
・CV-PC30

・CV-PD30


パワーブラシも変更されている。
CV-PC30ではブラシの赤い毛・緑の毛がすき間無く並んでいるけど、CV-PD30では緑の毛(ふき掃除ブラシ)が減って、代わりに水色のブレードを挟んである。この効果についてはよく分からないけど、ブラシ同士にすき間があると、糸くずが絡まったときにハサミなどで取り除くのがラクな気はする。
・CV-PC30

・CV-PD30


あとヘッドの裏面、ジェット吸引機構も改良されていた。
ジェット吸引機構はヘッド上面からエアを取り入れて、裏面のノズルから吹き出す構造だけど、ノズル数がCV-PC30の2個から、CV-PD30では4個になり、広い範囲にエアを吹き付ける形状になった。
・CV-PC30

(ヘッド中央、回転ブラシと青色ブラシの間にある、水色のパーツに空いている穴が、CV-PD30では4個になった)


最後に付属品
CV-PC30の「クルッとブラシ」が、CV-PD30では「パッとブラシ」に変更されている。
「クルッとブラシ」は手元にも延長管先にも取り付けられる特長があるけど、大きくて重い。「パッとブラシ」は手元部分にしか取り付けられない代わり、コンパクトで軽そうな感じ。
・CV-PC30「クルッとブラシ」

・CV-PD30「パッとブラシ」


「クルッとブラシ」の現物を、別売の丸ブラシと並べてみたところ。かなりゴツい印象。


以上、CV-PC30とCV-PD30の違いについて、私が気付いた部分。
紙パック掃除機はかなり成熟した分野なので、そうそう画期的な新技術は生まれないのかもしれないけど、今回のモデルチェンジは、主にヘッド部分に細かな改善を加えたマイナーチェンジと言ってよさそう。


ただ、ジェット吸引スマートヘッドが初採用された機種は、前機種に比べてけっこうヘッド性能が向上したようなので、今後の後継機種でそんな製品が出たら、「新機種か、型落ちか」の選択もまた変わってくるかもしれないと思う。


●かるパック CV-PC30・CV-PD30関連サイト

紙パック式クリーナー CV-PC30 (日立公式サイト)
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpc30/


[asin:B010B5XF1O:detail]


紙パック式クリーナー CV-PD30 :日立公式サイト)
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpd30/


[asin:B01HPG5R1I:detail]