hideboxのブログ

淡々と情報を書いていますが、生成AIによる自動ブログではなく、生身の人間が書いたオリジナル記事です。

ジャパネットたかたの日立サイクロン掃除機は買いか(CV-TS500・パワーブーストサイクロン)

最近ジャパネットたかたのテレビショッピングでよく紹介されている、日立のサイクロン掃除機。
商品名は、「日立クリーナー パワーブーストサイクロン CV-TS500」。



実は私は、この掃除機と同じタイプのヘッドを使った日立の紙パック掃除機を最近買っていて、かなり満足して使っている。
買ったときのレビューはこちら。
hidebox.hatenablog.com



というわけで、そんな日立紙パック掃除機ユーザーの私から見た、ジャパネットたかたのパワーブーストサイクロン・CV-TS500について書いてみる。


●型番「CV-TS500」はジャパネットの専用機種

まず、この機種はジャパネットたかたオリジナル機種ということ。(TS=たかたスペシャル?)
たかたの商品ページはこちら。
https://www.japanet.co.jp/shopping/cleaner/catslist/ATINLP000000000015709/PDW004300237/


この型番は日立のラインナップには載っていないけど、複数の型式・前世代の製品のパーツを組み合わせたような感じ。
・本体はCV-SD300と同じような形状で、吸引力の数値も同じ
・ヘッドは、ひと世代前の「CV-SC」シリーズのものに見える(SDシリーズの、スリットの空いたきわぴた構造ではない。私の使っているCV-PC30と同世代)
・グリップとパイプは「CV-SD200」のもの(軽量のカーボンライトを使っていないタイプ)に見える
などが目についた部分。
あとは色と付属品を変更したものと考えてよさそう。
日立のCV-SD300などSDシリーズ商品ページはこちら。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvsd/


CV-SD300からの付属品の変更点は、「曲がるロング吸口」「ワイドブラシ」の追加
これは上位機種(CV-SD900/700)には標準装備されているもので、単品でも買えるもの。
逆にCV-SD300から省略されたのは、ホース根本の縦持ち用ハンドル「サッとハンドル」と、グリップに取り付けて使う小型ブラシ「パッとブラシ」。「サッとハンドル」は私の使っているCV-PC30にもついているけど、なかなか便利。縦持ちしたい人はCV-SD300を買った方がいいかも。
ちなみに上位機種からはフィルターも簡略化されている。


●よく出来たパワーヘッド

最初にも書いたように、私が買った日立の紙パック掃除機・CV-PC30には、CV-TS500と同じタイプのパワーヘッド「ジェット吸引スマートヘッド」が付属している。
たかたの商品紹介でも一番のウリをこのヘッドにしているけど、確かにこのヘッドはよく出来ていて、いわゆる「自走ヘッド」なのでカーペットの上でも軽くスルスル進む。そしてカーペットの髪の毛などもスパッときれいになるし、フローリングのザラザラ汚れはブラシのおかげでツルツルになる。
私はこの掃除機に買い換える前の機種がパワーヘッド無しのタイプだったけど、カーペット掃除の必需品だった粘着クリーナー(コロコロ)がほとんど要らないほどパワーヘッドはよく取れて感心している。



●CV-TS500のサイクロンの特徴と問題点

CV-TS500は(サイクロン掃除機の割には)けっこう吸引力が強い。吸込仕事率は410W
ただし、私が使っている日立の紙パック式掃除機の吸込仕事率は680Wで、サイクロンの1.5倍ある。これは確かに強力で、気持ちいいくらい吸う。吸引力重視なら紙パックだと思う。


また、吸引力とも関係しているのか、この機種のサイクロンはフィルターレスではない。定期的なフィルターのチリ落とし・掃除・洗浄が必要になるタイプ。
ただ、風だけでゴミを分離するフィルターレスは、各メーカーを見ても吸引力が劣るものが多い。風力をゴミの分離に使うぶん、吸う力が減ってしまうのかもしれない。
例えば、パナソニックの最上位フィルターレスサイクロン(MC-SR540G)の吸込仕事率は下位機種よりも低い200Wだし、東芝の最上位フィルターレトルネオV(VC-MG910)の吸込仕事率も200Wしかない。ダイソンもこれらの製品とほぼ同レベル、コードレスタイプだともっと低い。
ついでにミーレ(ドイツ)のパック式掃除機のサイトに「吸引力1000W」と書いてあるのは消費電力のことで、吸込仕事率は200W程度。


これら吸引力の低い製品は、「ヘッド底面からだけ吸い込む」「床との密着性を上げる」などヘッドを工夫して弱い吸引力をカバーするように作られているけど、その仕様上壁際のゴミに弱かったり、大きめのゴミに弱かったり、ヘッドが貼り付いて動かしにくいなどの欠点が出る。
ただでさえ紙パックよりも吸引力が低いサイクロンなので、少しでも吸引力を確保するために日立はフィルター有りの構造を選んだのではないかと思っている。余裕のある吸引力のおかげで、紙パック式と同じヘッド(壁際・サイドのゴミを吸う、エアを床に吹き付ける等)が搭載できているとも言える。


そんなわけで、この機種ではサイクロン特有の「ゴミ捨て時にホコリが舞う」「内部の定期的な清掃・洗浄が必要」ということは考慮して選ぶべきだと思う。


ちなみにメンテナンス作業がわかる日立サイトのページ。
サイクロン式クリーナー お手入れのポイント
該当機種「パワーブーストサイクロン」のところを読んでみると、あの部品外して、この部品掃除して、これ洗って乾かして、と手間がかかる感じ。


紙パック式だと、紙パック自体がメインフィルターなので、ゴミ捨てと同時にフィルターも新品交換されることになり、とても簡単。また、日立やパナソニックからはチリ捕集率の高い高性能紙パックが出ていて、排気も綺麗で掃除したあとに鼻がムズムズしたりすることもない。そんな理由から私は紙パック式を選んだ


●結論・CV-TS500は買いか

ジャパネットたかたは、掃除機の場合特定の1機種に絞って安売りする形を取っている。
その他の機種は、イチオシ機種に選定された期間よりも値引きが渋くなる感じ。
日立のクリーナーがイチオシ機種になっている期間は、ほかのネットショップと比較してもけっこうお買い得な印象で、他メーカーをイチオシ機種にするまでが買い時かと思う。


その日立イチオシ期間の価格は約30,000円(スチーマーなどオマケ付き)。


安売り期間が過ぎて日立の掃除機を買うときは、本体同等品のCV-SD300や型落ち(ヘッド同等品)のCV-SC300などをAmazonなどのネットショップで検索してみれば、けっこう安く買えると思う。
ジャパネットお得意の下取り値引きは、消費者に一手間かけさせることでお得感を演出するパフォーマンス的な意味合い(クーポン券みたいな)が強く、最初から下取り後価格で売ること前提の価格設定なので、むしろ下取りシステムを使わないとお得とは言えないかも。


なお、私がAmazonで買った日立の紙パック掃除機は約22,000円で、たかたのサイクロンに付属するノズルを別に買ってもまだ安い。


紙パック式・CV-PC30を選んだ私としては、
・サイクロンの1.5倍の吸引力で
・同じヘッド「ジェット吸引スマートヘッド」を採用していて
・ゴミ捨て&手入れがとてもラク
・高性能紙パックで排気もきれいな
CV-PC30という選択を考えてみては、と思う。



※紙パック式(CV-PC30)、吸引力1.5倍、ヘッド同等品
[asin:B010B5XF1O:detail]


※紙パック式(CV-PD30、後継機)
[asin:B01HPG5R1I:detail]


※本体同等品、ヘッドは後継の新タイプ、グリップはジャパネットより上位タイプ、縦持ちハンドルつき
[asin:B01HNSQIOS:detail]


※本体型落ち、ヘッド同等品、縦持ちハンドルつき
[asin:B010B5X38E:detail]