hideboxのブログ

淡々と情報を書いていますが、生成AIによる自動ブログではなく、生身の人間が書いたオリジナル記事です。

掃除機購入(日立 紙パック式 かるパック CV-PC30)

掃除機を買った。
日立の紙パック式、パワーヘッドタイプ。「かるパック」シリーズで型番はCV-PC30


それまで使っていた掃除機は三菱の安い紙パック式で、パワーヘッド無しのもの。
長い間壊れずよく動いてくれたけど、本体が壊れる前に消耗品の微塵フィルターが入手しづらくなってきて、Amazonでも一部の業者が高値で売るような感じに。
充分モトは取れたしこのへんが買い換え時か、ということで最近の製品を物色してみた。


●かるパック CV-PC30を選ぶまでの流れ

予算的には2〜3万円程度の普及タイプ。
ヘッドはモーター付きのパワーヘッド、モーター無しのタービンヘッド、ローラーブラシ無しのヘッドがあるけど、使ってみたかったパワーヘッドのものから探すことにした。


あとは紙パック式にするか、サイクロンにするかはけっこう迷った。
両方式の製品のユーザーレビューや、掃除機の情報サイト的なものもいろいろ読んでみた。
サイクロン方式で気になったのは、とにかくメンテに手間がかかること。
ゴミはこまめに捨て、フィルター類も定期的に掃除・洗浄しないと性能が落ちる製品が多い。
サイクロンを買ったけど手間がかかって紙パック式に戻った人の話もけっこう目にした。
ゴミを分離する性能も、安い製品(なんちゃってサイクロン)ではフィルターで濾過する感じだろうから、紙パックと比較して特に排気がきれいとは思えない。
逆にフィルターレスのサイクロン(トルネオやパナソニックの上位機種、ダイソン等)は吸引力(吸込仕事率)がフィルター有りサイクロン・紙パック式と比べてかなり低い(紙パック式の数分の一程度)のが気になる。風力をゴミの分離に使うぶん、吸う力が減ってしまうのかもしれない。
これら吸引力の弱い製品は「ヘッド底面からだけ吸い込む」「床との密着度を上げる」「固いブラシでゴミをかき出す」などヘッドを工夫して、弱い吸引力をカバーするように作られているけど、その仕様上壁際のゴミに弱かったり、大きめのゴミに弱かったり、ヘッドが貼り付いて動かしにくかったり、固いブラシで床を傷めるなどの欠点が出る。
(吸引力の強さでは、 紙パック式>フィルター有りサイクロン>フィルターレスサイクロン の順だと思う。ハンディタイプだとさらに弱くなる。日立のサイトでは「ハンディはコード付きを完全に置き換えられない」という見解だけどまぁそうだと思う)


また、いろいろなメーカーの製品を見てみると、排気がきれいな高性能紙パックを使える製品があって、その製品のレビューでは紙パック特有の排気のにおいがほどんど無い、という評価も多かった。
安い掃除機の場合、いい紙パックを使うだけで排気がきれいになるのでメリットも大きい。


というわけで、
・予算2〜3万円
・パワーヘッド
・紙パック式
・高性能紙パックを出しているメーカー
という条件で製品を絞り込んでみた。


今まで使っていた三菱は、残念ながら高性能紙パックは出していないようだった。
排気がきれいな紙パックを出していたのは、パナソニックと日立。
そして両メーカーとも、予算とパワーヘッド付きで絞り込むと、ターゲットが数機種になった。


どちらのメーカーも評価は良さそうだったけど、日立の吸引力(下手なサイクロンの2倍くらいある)と使いやすそうなヘッド、品のいいデザイン、「モーターの日立」の信頼性に魅力を感じて日立のかるパック CV-PC30を買うことにした。


Amazonを見てみると、CV-PC30が安いのは後継機種「CV-PD30」が出ているから、つまり型落ちなわけだけど、外観はほとんど同じデザイン処理だし、性能差もマイナーチェンジ的な範囲。これはお買い得な感じ。というわけで2016年12月にAmazonで注文。


追記:CV-PC30とCV-PD30の違いについてまとめてみた。
hidebox.hatenablog.com


●かるパック CV-PC30の使用感

さっそく使ってみた。
さすが強烈パワーを売りにするだけあって、素晴らしく吸う。吸込仕事率は680W。同じ価格帯の「なんちゃってサイクロン」の吸込仕事率が250W程度だったり、アイリスオーヤマの激安サイクロンが150Wだったりするので比較にならない。吸引力は正義



音はそれなりに大きいけど、それは相応のパワーがあるからで、出力を「中」や「弱」にして使えばかなり静かになる。むしろ「中」が並の掃除機の吸引力で、「強」がフルパワーといった感じ。丸ブラシなどのノズルが吸い過ぎて使いにくいときも中・弱にすれば大丈夫。
最近はパワーを抑えて軽量化した製品も各社から出ているけど、パワフルな製品をメインに1台持っていると頼りになると思った。



使ってみたかったパワーヘッドも期待以上の出来だった。自走ヘッドの名前は伊達じゃなくて、本当に向こうに持って行かれる感じでスルスル動く。そして引くときに回転ブラシが効いてカーペットの髪の毛などがスパッときれいになる。パワーヘッドを使っていない前機種では粘着クリーナー(コロコロ)を併用していたけどまったく必要ない感じ。
フローリングについたゴミもパワーヘッドのおかげでツルツルにきれいになる。これはパワーヘッドにして正解だと思った。
あと、メインの回転ブラシのほかに青いサブのローラーブラシがついているけど、これが地味に良く出来ていて、ヘッドを押すときには回転せずゴミをかき寄せ、引くときには回転して一度集めたゴミを広げないようになっている。この回転ブラシは下位機種のパワーヘッドにはついていない(ただの植毛になっている)ので、このヘッド目当てに買う価値はあると思った。



そして排気が臭くないのには感心した。以前の紙パック式では掃除したあと、鼻がムズムズ、ノドがイガイガしたけど、今回の日立の高性能紙パックではそれがない。それだけ排気がきれいなんだと思う。これなら私には紙パックで充分だと思った。


布団用のノズルも同時に買って使ってみた。パナソニックの「ふとん清潔ノズルMC-FU1」。レイコップ的なハンディタイプの布団クリーナーでは髪の毛などはあまり吸わないようだけど、この掃除機は吸引力があるし、ノズルの出来もいいのか、布団は貼り付かないのに糸くずや髪の毛はちゃんと吸う。これは布団の中の細かいゴミもちゃんと吸っていそうで頼もしい。
これで布団掃除を始めてから、布団周辺の家具に積もるホコリが減ってきた気がする。それだけホコリを舞い上げていたのかも。




そして初めてのゴミ捨て(2017年2月)。吸い込み結果を見たいので2か月くらいで早めに替えてみた。中を見た感じではまだ使えそう。
今までの三菱の紙パック内のゴミとはかなり違う感じ。
髪の毛などはちゃんと吸っているけど、それを上回る圧縮された綿ぼこり(ほぼフェルト状)。そしてダイソンのプロモーション映像などでもよく見る「謎の粉」もゴッソリ取れていた。これは強い吸引力、よく出来たノズル、高性能紙パックなどが効いているんだと思う。



この機会に、標準添付紙パック(GP-130FS)よりも1ランク上の紙パック「ナノテク高補じんプレミアム衛生フィルター」(GP-2000FS)を買ってみた。Amazonで買うと3枚入りが1400円くらいとけっこう高いけど、この掃除機にはこれ以外に定期的に交換するフィルターはない(つまりこれが紙パックでありメインフィルター)し、日立の紙パックは容量が大きいので長めに使えるし、ちょっとこれで試してみる。
この掃除機で使える純正紙パックは何種類かあるけど、「なるべく排気を綺麗にしたい」「安い紙パックを早め早めに交換したい」などニーズ別に品質・価格帯を選べるのはいいと思う。




というわけで、大満足で使っている日立のCV-PC30。これからも長く活躍してくれることを期待。


●かるパック CV-PC30関連サイト

紙パック式クリーナー CV-PC30 (日立公式サイト)
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpc30/


[asin:B010B5XF1O:detail]


紙パック式クリーナー CV-PD30 (後継機:日立公式サイト)
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpd30/


[asin:B01HPG5R1I:detail]