hideboxのブログ

淡々と情報を書いていますが、生成AIによる自動ブログではなく、生身の人間が書いたオリジナル記事です。

ノートンセキュリティの自動延長サービスを停止(解約)してみた

●ノートンセキュリティの自動延長メールが来る

自作PCとAndroidタブレットのセキュリティソフトは、シマンテックのノートンセキュリティを使っている。
1年ごとにパッケージソフトを買って延長しながら使っているけど、そろそろ延長の時期だと思っていたら、シマンテックストアから「自動課金のご案内(更新期限まで残り37日)」メールが来た。


そう言えば去年の延長は、パッケージソフトを買わないまま期限ぎりぎりになってしまい、シマンテックストアからオンラインで延長契約したんだった。そのときに自動延長サービスを有効にする条件になっていた記憶がある。いま購入サイトを見てみたら、確かに自動的に加入する契約になっていた。


↓契約ページの記述。



●毎度ややこしいノートンのラインナップ

その自動課金の案内メールを読んでみると料金がやけに高い7980円とか書いてある。



そんな高かったか?パッケージ版は5000円くらいで買った気が、ということでamazonの購入履歴を見てみた。
過去にamazonで買った歴代「1年3台版」の購入価格は、4972円、5767円、5265円、4709円、4058円、3340円、5615円など。激安タイムセール以外はだいたい5000円前後といった感じ。店頭で買ったときも安いときはこれくらいだったと思う。


シマンテックのノートンセキュリティのサイトも確認してみた。
https://jp.norton.com/products




私は1年3台版の契約だけど、その契約名はサイト上で「ノートンセキュリティ デラックス」と呼ばれていて、価格は5480円だった。そしてその上位グレードに「ノートンセキュリティ プレミアム」(1年5台版)があって、それが7980円。自動延長の請求額と同じだけど、契約台数が食い違う。


また、ネット上の契約とは別に、Amazonや店頭でのパッケージ版の購入もできるけど、そのパッケージ版の表記がネット上と食い違っている
ネット上の「プレミアム」は1年5台契約だけど、パッケージ版は「デラックス」がなく、「プレミアム」だけの販売になっている模様。そしてその「プレミアム」は1年3台版+バックアップサービス付きという、ネット版のデラックスとプレミアムを混ぜたような仕様。



ノートンは毎年こんな分かりにくいことをやっている気がする。
かつてのノートンセキュリティ/ノートン360併売のときも違いが分かりにくかったし、去年(2015-2016)に初めてデラックス/プレミアム路線になったときもけっこう混乱した。



●ノートンセキュリティの自動更新を停止する

そんなわけで、自動延長で7980円払ったとして一体どんなサービスを受けられるのかよく分からない状態。
勝手にネット版同等の「1年5台版」になってしまうのか。また、バックアップサービスがつくのか。でも5台分なんて要らないので割高な買い物に。
もしも今まで通りのサービスがそのまま延長されて7980円なら、ボッタクリということになる。でも有効期限が残っていてもサポートに申告しなければ新契約に加算しないノートンなので(これって店の会計で例えると「お客に言われなければお釣りを返さない」ようなものでは?)、その可能性も充分ある。


シマンテックに問い合わせてみる手もあるけど(カタコト日本語の中国人とか出てきそう)、とりあえず今回は一旦、自動更新を停止(解約)することにした。


自動更新メールに停止方法も書いてあったので、指示されたリンクに飛んで手続き。
ただ、解約は幾重もの手続きがあって、一筋縄ではいかなかった。


「解約しますか?」→「はい」
「本当に解約するんですか?」→「はい、しますよ」
「自動更新はメリットありますよ、本当に解約しますか?」→「しますから」
的に、完了表示が出るまで何度もボタンをクリックしなければならないようになっていた。
そして、ちゃんと停止手続きができると「自動延長サービス停止のご連絡」メールが来た。


今回はメール経由で延長停止したけど、ノートンの公式サイト、ノートンアカウントからも停止できそう。
メールのリンクをクリックするのはフィッシングサイトやランサムウェアの可能性があって怖いという人も(その警戒心は正しいと思う)、こっちを使ってみたらいいかも。
https://jp.norton.com/


右上の「サインイン」→「マイノートン」→「アカウントの設定」→「自動延長とサブスクリプション」と進んでいくと、それらしい項目がある。
今回は停止後にアクセスしてみたので延長停止項目はないけど、いま延長契約中の人はここを確認してみるといいと思う。



●パッケージ版ノートンセキュリティを購入

そして、今年はパッケージ版のノートンを買って更新に備えることにした。
ちょうどAmazonで安く売っていたので購入。バックアップ機能つきのプレミアムだけど、ネット版のデラックス並の値段だったのでこっちを使ってみることにした。
これで来年までは安心だけど、また来年ややこしいラインナップが出来たりするかも。


結論。ネットの脅威には油断できないけど、シマンテック(ノートン)も油断ならない


例えば海外の商店では「値切って買うのが当たり前」「定価で買っていく日本人はカモ」というところも多いけど、ぼんやりしている人から容赦なくお金をむしり取るのは、以前は外資が多いイメージだった。国家レベルで領土や企業資産をむしり取られたりしているので世界的にも「お人好し日本人」認識なのかもしれない。シマンテックも海外では安く売りシェアを上げ、日本ではシェア世界一を宣伝文句に高く売っている感じ。
でも最近はスマホ契約などでも高齢者にオプションを付けられるだけ付けて契約させるなど日本企業も同じように「グローバル化」しているようにも感じる。ちなみにノートンのECサイト(通販サイト)はSBテクノロジー(ソフトバンクグループ、韓国系なのでほぼ外資の印象)が担当している。スマホ事業同様、ややこしい料金体系でぼんやりしている人を手玉に取るのは得意そうな気もする。シマンテックのような外資だけでなく、消費者は広い視点で賢くならなければと思う。
私の周りの中高年を見ても、いちど契約したスマホのプランからはなかなか変更しようとしない。私がいくら得なプランを提案しても「まぁ、今のままでいいよ」と動こうとしない。そんな高齢者はぼったくり商売のいいカモになりそう。気をつけたほうがいいと思う。



Amazonの価格はタイムセールやクーポン割引などで変動する。また、PCショップなどの実店舗でもネット並みに安い特価セールを見たことがある。最近はダウンロード版ソフトが物理メディア版よりも高いことがあったり、ネットを使えば無条件で安いという時代ではなくなってきている。更新期限が来る前に、早めにいろいろ調べてみるのがおすすめ。



●ノートン360がメイン商品に、また混乱へ

追記(2019.9.25)
2019年9月現在、ノートンのサイトではノートン360がメイン商品として表示され、旧ノートンセキュリティからの乗り換えを薦めてくる。でもノートンセキュリティより割高だし、競合のウイルスバスターなどよりも高い。
以前ノートン360・ノートンセキュリティ併売だったときは、360発売直後にノートンセキュリティが一旦量販店の店頭から消えて、高いノートン360への乗り換えを促すような動きがあったけど、その後またノートンセキュリティが復活した。
今回は完全にノートンセキュリティが消滅するのか、併売体制になるのか。次の更新は2020年なのでじっくり見極めようと思う。もしも割高更新なら、消費税増税もあるし久々にウイルスバスター等の他メーカーに乗り換えるかもしれない。惰性でノートンを使い続けるユーザーがノートンにとってカモなわけだけど、ユーザーがノートンから離れ始めれば、強気の割高商売も変わるかもしれないと思っている。



●カスペルスキーに乗り換え予定

Amazonでカスペルスキー セキュリティのタイムセールをやっていたので買ってみた。(2019.11.24)
2020年にノートンセキュリティの有効期限が切れたら乗り換える予定。
1年5台版(パッケージ版)が3731円。ちなみにノートン360プレミアム(1年5台版・ダウンロード版)だと7980円+税なので倍くらいする。
ノートン360には私に必要ないバックアップ機能(GoogleバックアップとOneDriveがあるのでまったく不要)などがついているので、割高感がかなりある。



●カスペルスキーに移行

ノートンセキュリティの期限が終了、買っておいたカスペルスキー セキュリティに移行した。
ノートンユーザーの私も特に違和感なく使用できている。危険な添付ファイルつきメールの処理や、オンラインショップのサイトが別ウィンドウで立ち上がるカスペルスキー特有の動作も安心感があっていいと思う。
Amazonのセールではノートン1年分の価格でカスペルスキー3年分買えるセールも時々あるので、次回は3年契約にしてみようかと思っている。


 



●カスペルスキーを継続

まだ使用期限は残っているけど、Amazonでカスペルスキーのタイムセールをやっていたので買っておいた(2021.3.22)。
3年5台版が6800円。1年あたり2600円くらいなので、ノートンを毎年自動更新で使う場合の1/3くらいの値段。
継続用のアクティベーションコードは、現在の契約分が残っていても入力できるけど、ノートンのように「連絡しなければ前の契約分が消えてしまう」などという理不尽なことはなく、ちゃんと残り分を使い切ってから次の契約分が使われるようになっている。普通そうするよね、と思う。
ウイルス対策ソフトのコスパについては、最近Windows標準の(つまり無料の)機能でもかなり優秀になってきて、有料ソフトを買うとすればそれ以上の何を求めるかということだけど、ノートンは私が求めていないバックアップ機能などが価格を釣り上げている気がして、もう少しシンプルで手頃なバージョンが提供されるまでは選択肢に入らないかなぁと思っている。




●カスペルスキーの使用中止

ロシアのウクライナ侵攻ニュースを受けて、ロシア製であるカスペルスキーを削除した。(2022.3)
ウイルス対策ソフトは「善玉ウイルス」「悪いことをしないよう制御されたウイルス」といった認識だけど、これがもしも「何をしでかすか分からない指導者」の管理下に入ってしまうと、悪玉ウイルスに豹変してしまう恐れがある。
この危険性は中国製のネット接続機器にも言えることなので、そんなことを言っていては何も使えないじゃないかという気もするけど、私のPCやスマホがサイバー攻撃の踏み台になる可能性は減らしておこうと思う。




追記(2017.4.11)
前製品の期限が切れたので「サブスクリプションの状態」→「延長する」から新パッケージ版のプロダクトキーを入力して延長したけど、プレミアムについているはずの新機能・バックアップが使えなかった
そこで一旦プログラムをアンインストール、新パッケージのCD-ROMをセット、そこからインストール(Web経由でのインストールを使った)したところ、無事「バックアップ」項目が出てきた。こちらも注意。