今にも過去の遺物になりそうなリアルプレーヤー(RealPlayer)だけど、昔の動画ファイルなどもあるので未だにシステムには一応入れてある。
そのリアルプレーヤーが最近アップデートされたようなので最新版にしてみた。インストール時にBaidu Typeも入れるよう聞いてくる(ATOKユーザーなので却下)。旧バージョンについていた「SP」の文字がなくなっている。「ビルド12.0.0.879」から「Version 14.0.0.600」になった。見かけは操作画面が整理されて、以前よりもすっきりした感じ。ただ、最近のバージョンで気になったウィンドウサイズを動画サイズに合わせてくれない仕様はそのまま。これは使いにくいのになぜ改善しないのか。手軽な動画プレーヤーとしての役割をなおざりにして、重たい動画ポータルのような方向に行くのか。
リアルプレーヤーの場合、メジャーアップデートではバグの山というのは当たり前のような感じだけど、今回のバージョン14も怪しい不具合が見られた。mp4ファイルのファイル名に日本語(2バイト文字)が含まれていると再生できない不具合もまだ直っていない。
Windows VistaとWindows 7では何とかそれなりに動いているように見えるけど、XPではちょっと操作すると異常終了する。動画再生中にウィンドウのサイズを変えただけでエラー。挙げ句の果てに起動すらしなくなった。一応動いているVistaと7でも、「プログラムから開く」を選んだところにリアルプレーヤーが2つ出てくることがあったり妙な現象も出た。
以前のバージョンアップでもバグがなかなか取れずにバージョンアップを後悔したりしたけど、今回もあまり気持ちのいい使用感とは言えない。主流を外れたアプリというのはこういうものなのか。一部互換のGOM PLAYERのほうがマシというのは本当にどうかと思う。
特にXPユーザーの人はプレーヤーが全く動かないのは問題なので、最新版をアンインストールして旧バージョン(RealPlayer SP)をインストールし直すほうがいいかも。最新版の使用は、Web上のクチコミなどで不具合解消・安定動作を確認した後でいいと思う。
旧バージョンはこちら。
http://jp.real.com/overlay/sysreq_rp14.html
ちなみにプレーヤー本体右下の広告は消せる。Vectorのクチコミ掲示板で消せないと書いている人がいるけど間違い。
表示→アルバム情報 の選択肢を、「表示」以外にする(可能な場合表示、非表示)。これはRealPlayer SPでもバージョン14でも同じ。
あと、デスクトップ右下にポップアップで出る広告(メッセージセンター)も出なくできる。こちらは環境設定→メッセージセンター→メッセージセンターの設定 のチェックを全部外す。