hideboxのブログ

淡々と情報を書いていますが、生成AIによる自動ブログではなく、生身の人間が書いたオリジナル記事です。

Nexus7(2013,LTE版)をMarshmallowにアップデート(5.1.1→6.0)、不具合検証

Nexus7(2013年LTE版。ME571-LTE)にAndroidのアップデート通知が来ていたので入れてみた。
バージョンは6.0。通称Marshmallow(マシュマロ)。現行5.1.1 Lollipop(ロリポップ)からのアップデート。
通知が来た11/6に入れてみた。


Android5.0系からAndroid6.0系へのメジャーアップデートということで、前回4.0系から5.0系へアップデートしたときのような不具合の山も覚悟していたけど、けっこう順調に進んだ。
前回のメジャーアップデートの格闘記録はこちら。
Nexus7(2013,LTE版)をLollipopにアップデート(4.4.4→5.0.2)、LTEが不安定な不具合→解決 (2015.2.10)



●アップデート作業
アップデート作業自体は、今までやったメジャーアップデート・マイナーアップデートと同じ。
アップデート通知を確認した時点でダウンロードも完了していたので、そこからインストール開始。
OSのインストールは10分くらいで終了、あとアプリの最適化にけっこう時間がかかった。198個のアプリを最適化するのに30分くらい。



Wi-FiLTEの不具合は特になし
前回のメジャーアップデート(4.4.4→5.0)ではLTEが不安定になる不具合が出てシステムを初期化したり大変だったので今回も覚悟はしていたけど、今のところ問題なく動いている模様。


●操作感・使用感
Android6.0(Marshmallow)は、見た目も使い勝手も5.0系とあまり変わらない。
5.0になったときはアイコンがマテリアルデザインと言われる一連のデザインに変更されたり、通知バーを下にスライドして出てくるクイック設定画面が変わったりしたけど、6.0は5.0系とほとんど同じ感じで使える。ここ最近の大きなデザイン変化としてはGoogleのロゴ変更があるけど、これは5.0系から変更が進んでいたので、今回のアップデートで激変する部分はなかった。
なお、通知バーをスライドさせるとき、指を当てた場所に近い部分から設定画面が降りてくるように改良されたようで、これはNexus7のように大きめの端末をヨコ位置で使うとき便利だと思った。


タップの反応・スクロールなどの操作感はほとんど変化を感じない。劇的に軽くなったり、重くなったりもしていない感じ。全体的には「Android5.3」くらいに呼びたい感じの変化だけど、安定感や安心感はある気がする。


●フォント・壁紙
システムフォントは今までは丸ゴシック系だったけど、今回のAndroid6.0から角ゴシック系に変わった。
今までの丸ゴシック系はこれ。


そしてこちらが今回から採用された角ゴシック系。


Googleのロゴが丸っこいポップな感じになったんだから、べつに丸ゴシックで良かったんでは?とも思うけど、今回の角ゴシックもそれほど違和感はないし、可読性もいいと思う。少なくともWindows10の新フォント(何だかガチャガチャ感・不揃い感がひどい)よりも完成度は高い感じ。


逆にちょっと違和感があったのが標準の壁紙。なんで海岸線…


ほかの壁紙を見てみたら、今までのAndroidに多かったナナメ色紙的なものもあったので変えてみた。
こっちが気に入ったので、とりあえず使い続けるつもり。


タブレット情報」→「Androidバージョン」を連打して出てくる例の画面。ここからさらに長押しで出てくるゲームは5.0系と同じような激ムズジャンプゲーム。


ちなみに端末を再起動したときの「Google」ロゴは旧ロゴのままだった。ほぼ全てのアイコンが新ロゴに置き換わってしまった現在、逆に新鮮。


●アプリなどの不具合
前回のメジャーアップデートではIngressGPSの設定が変わってしまって再設定したり、謎の設定変更が心配で端末を初期化したけど、今回はそんな妙な動作は今のところない模様。初期化なしで使っている。


常用アプリはほぼ問題なく動いている。ただ、私はあまりゲームをたくさんインストールしていないので、ゲーム好きな人はAndroid6.0への対応状況を慎重に確認したほうがいいかも。


Android6.0への対応はいろいろ進んでいるようで、OSアップデート直後には動かなかったSONY READER(電子書籍アプリ)が、翌日のアプリアップデートで動くようになったりもしている。あと、4.4.4→5.0系で動くようになった日テレNEWS24のアプリ「NEWS速報!Live+」は引き続き使えている。更新は4.3あたりからぱったり止まっているようなのでたまたま動いている感じだけどラッキー。


今のところエラーが出て動かないアプリは1個確認している。電子コミックアプリの「ComicWalker」が「このユーザーでは本アプリケーションをご利用いただけません」エラーが出て使えない。Playストアのアプリページを見ると同様の不具合報告が上がっているので、早く修正してほしいものだと思っている。ただ、この「ComicWalker」アプリはとても出来が悪くて使い勝手も操作感もやる気の無さがひしひしと伝わってくる代物なので、あまり期待せずに気長に様子を見ようと思う。
追記:2015.11.12の更新で動くようになった。更新履歴にはAndroid6.0の記述はなく、「不具合修正」としか書かれていなかった。


●その他
電池の持ちが改善されるモード(DOZEモード)が追加されて、これの効果に関してはあまり期待しないほうがいい的な意見のサイトもあるようだけど、しばらく使ってみないとよく分からないのでまた追記するかも。
↑数か月間使ってみた感じでは、劇的に電池持ちが良くなったり悪くなったりはしていない感じ。むしろ電池節約アプリ(私はNiftyの「電池長持ち」を使用)を入れたときの方が効果を感じた。


以上、アップデート翌日までの使用感。
私は人柱的なアップデートをどんどんやってしまう方なので今回のアップデートも「ほぼ問題なし」で済まされそう(本来Nexusシリーズは人柱どんと来い的な人が使う端末のような気が)。
ただ、常用端末として安定して使いたい人は、とりあえず安定はしていそうだけど、アプリの対応状況は見極めたほうがいいんじゃないかと思った。


追記:(2015.12.14)
Android6.0.1のシステムアップデートが来ていたので2015.12.11に入れてみた。
アップデート内容は絵文字の追加やパフォーマンス改善、バグ修正の模様。
マイナーアップデートということで特に深刻な不具合も出ず、インストールも無事完了。
なお、アップデート直後のアプリ最適化作業が、一度システムを再起動した後にも数個分追加して実行されるのが気になった。二度目の最適化以降はこのような挙動はないけど、不具合なのか仕様なのか。
このアップデートでは、最近出ていたIngressの不具合(コンパスが働かず、端末の方向を変えても地図が回転しない)が直った。Android6.0側の不具合かIngress側なのかは分からないけどひと安心。



追記:(2016.4.20)
システムアップデートが来たけど、前回と同じ「6.0.1」。内容はバグ修正の模様。
無事アップデート完了、バージョンが同じなので仕様の変化などは無さそう。
ちなみに前回の「6.0.1」アップデート後に発生した「再起動時に複数回アプリ最適化」現象は、今回は起こらなかった。